1. はじめに
データ分析を行う際、特定の条件に基づいてデータを抽出することはよくあります。
pandas には query()
という便利なメソッドがあり、SQL の WHERE
句のような書き方でデータをフィルタリングできます。
一方、NumPy には query()
のようなメソッドはありませんが、ブールインデックスや np.where()
などを使って同じような処理を実現する方法 があります。
本記事では、
✅ pandas の query()
の使い方を詳しく解説
✅ さらに、NumPy で query()
を使わずに同じ処理を実現する
方法を紹介していきます。
「pandas の query()
って何?」という人や、「NumPy ではどうすればいいの?」と疑問に思っている人に向けた記事です!
pandas の query()
とは?
pandas の query()
は、DataFrame に対して SQLの WHERE
句のような直感的な条件指定 を可能にするメソッドです。
例えば、以下のようなデータがあるとします。
import pandas as pd
df = pd.DataFrame({
"A": [1, 3, 5, 2],
"B": [7, 8, 5, 6]
})
この DataFrame から 「Aの値が2より大きい」 行を抽出したい場合、通常は以下のように書きます。
df[df["A"] > 2]
しかし、query()
を使えば、次のように シンプルに記述できます!
df.query("A > 2")
このように、SQLの WHERE
句のような 直感的な記述 でデータをフィルタリングできるのが query()
の最大の特徴です。
query()
の便利なポイント
✅ SQL のような書き方で可読性が高いquery("A > 2 & B >= 6")
のように書くことで、条件が明確に理解できる。
✅ DataFrame のフィルタリングをシンプルに記述できるdf[df["A"] > 2]
よりも df.query("A > 2")
の方がスッキリして読みやすい。
✅ AND (&
) や OR (|
) を使って複数条件を指定可能
SQL に慣れている人なら、すぐに使いこなせる。
✅ in
を使って複数の値を簡単にフィルタリング
df.query("A in [3, 5]")
SQL の IN
句のように使えて便利。
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NumPy には query()
がない → どうやって代替するのか?
pandas の query()
は便利ですが、NumPy の配列 (np.array
) には query()
メソッドがありません。
では、NumPy で pandas の query()
と同じような処理を行うにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、ブールインデックスや np.where()
、np.extract()
などを活用すること です。
例えば、NumPy の配列を使って query("A > 2 & B >= 6")
と同じことをするには、次のような方法があります。
import numpy as np
A = np.array([1, 3, 5, 2])
B = np.array([7, 8, 5, 6])
# ブールインデックスを使う
mask = (A > 2) & (B >= 6)
filtered_A = A[mask]
print(filtered_A) # [3]
また、np.where()
を使うと、query()
に近い書き方も可能です。
indices = np.where((A > 2) & (B >= 6))
filtered_A = A[indices]
print(filtered_A) # [3]
このように、NumPy でも query()
の代替手段がある ため、データの扱い方を工夫すれば同じようなフィルタリングが可能になります。
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2. query()
の基本的な使い方(pandas編)
pandas の query()
を使うと、SQL の WHERE
句のような感覚でデータをフィルタリングできます。
通常の df[df["A"] > 2]
のような書き方より シンプルで可読性が高い ため、条件を適用したデータ抽出を頻繁に行う場合に便利です。
ここでは、query()
の基本的な使い方を具体例とともに紹介します!
🔹 例1: シンプルな条件指定
「A列の値が2より大きいデータを抽出する」
import pandas as pd
df = pd.DataFrame({
"A": [1, 3, 5, 2],
"B": [7, 8, 5, 6]
})
filtered_df = df.query("A > 2")
print(filtered_df)
📝 出力結果
A B
1 3 8
2 5 5
💡 解説
query("A > 2")
は、df[df["A"] > 2]
の簡潔な書き方。- SQLで書くと
SELECT * FROM df WHERE A > 2;
に相当する。
🔹 例2: AND (&
) / OR (|
) の条件
「A列の値が2より大きく、かつB列の値が6以上のデータを抽出」
df.query("A > 2 & B >= 6") # AND条件
📝 出力結果
A B
1 3 8
💡 解説
&
は 「かつ(AND)」 を意味する。- SQL で書くと
SELECT * FROM df WHERE A > 2 AND B >= 6;
「A列の値が2より大きい、またはB列の値が6以上のデータを抽出」
df.query("A > 2 | B >= 6") # OR条件
📝 出力結果
A B
1 3 8
2 5 5
3 2 6
💡 解説
|
は 「または(OR)」 を意味する。- SQL で書くと
SELECT * FROM df WHERE A > 2 OR B >= 6;
🔹 例3: 文字列の条件
「C列の値が ‘〇’ のデータを抽出する」
df["C"] = ["〇", "X", "〇", "X"]
df.query("C == '〇'")
📝 出力結果
A B C
0 1 7 〇
2 5 5 〇
💡 解説
C == '〇'
のように 文字列をクエリ式で指定するときは'
または"
で囲む 必要がある。- SQL で書くと
SELECT * FROM df WHERE C = '〇';
🔹 例4: in
の代わり
「C列が ‘〇’ または ‘△’ のデータを抽出する」
df.query("C in ['〇', '△']")
📝 出力結果
A B C
0 1 7 〇
2 5 5 〇
💡 解説
- 複数の値を条件にする場合、
in
を使うと簡潔に書ける。 - SQL で書くと
SELECT * FROM df WHERE C IN ('〇', '△');
📒まとめ
操作内容 | pandas query() | SQL での表現 |
---|---|---|
A列が2より大きい | df.query("A > 2") | SELECT * FROM df WHERE A > 2; |
A列が2より大きく、B列が6以上 | df.query("A > 2 & B >= 6") | SELECT * FROM df WHERE A > 2 AND B >= 6; |
A列が2より大きい または B列が6以上 | df.query("A > 2 | B >= 6") | SELECT * FROM df WHERE A > 2 OR B >= 6; |
C列が ‘〇’ のデータ | df.query("C == '〇'") | SELECT * FROM df WHERE C = '〇'; |
C列が ‘〇’ または ‘△’ のデータ | df.query("C in ['〇', '△']") | SELECT * FROM df WHERE C IN ('〇', '△'); |

3.📌 NumPyでは query()
をどう代替する?
pandas では query()
を使うことで、SQL の WHERE
句のようなフィルタリングが可能でした。
しかし、NumPy の配列 (np.array
) には query()
メソッドが存在しません。
では、NumPy で query()
と同じようにデータをフィルタリングするにはどうすればいいのでしょうか?
NumPy では、以下の 3つの方法 を使うことで、query()
と同じような処理を実現できます。
🔹 方法1: ブールインデックスを使う
NumPy の ブールインデックス(Boolean Indexing) を利用すると、特定の条件を満たす要素だけを抽出することができます。
これは query()
に最も近い方法です。
例: 「A の値が 2 より大きく、かつ B の値が 6 以上のデータを抽出する」
import numpy as np
# NumPy 配列を作成
A = np.array([1, 3, 5, 2])
B = np.array([7, 8, 5, 6])
# 条件を満たす要素のマスクを作成
mask = (A > 2) & (B >= 6)
# ブールインデックスを使用してフィルタリング
filtered_A = A[mask]
print(filtered_A) # [3]
📝 出力結果
[3]
💡 解説
mask = (A > 2) & (B >= 6)
は 条件を満たす要素をTrue
にするブール配列 を作成。A[mask]
のように ブール配列を使ってA
から該当要素を抽出 する。- pandas の
query("A > 2 & B >= 6")
に相当する処理!
🔹 方法2: np.where()
を使う
NumPy の np.where()
を使うと、query()
の代替手段として 条件を満たすインデックスを取得 し、それを使ってデータを抽出できます。
例: 「A の値が 2 より大きく、かつ B の値が 6 以上のデータを抽出する」
indices = np.where((A > 2) & (B >= 6)) # 条件を満たすインデックスを取得
filtered_A = A[indices] # インデックスを使ってデータ抽出
print(filtered_A) # [3]
📝 出力結果
[3]
💡 解説
np.where((A > 2) & (B >= 6))
は 条件を満たす要素のインデックスを取得 する。A[indices]
により、取得したインデックスを元にデータを抽出。query()
というより SQL のWHERE
に近い動作をする!
🔹 方法3: np.extract()
を使う
NumPy の np.extract()
を使うと、条件に合う要素だけを直接抽出 することができます。
np.where()
のようにインデックスを取得せずに、結果をそのまま返すのが特徴です。
例: 「A の値が 2 より大きく、かつ B の値が 6 以上のデータを抽出する」
filtered_A = np.extract((A > 2) & (B >= 6), A)
print(filtered_A) # [3]
📝 出力結果
[3]
💡 解説
np.extract(condition, array)
の形式で、条件を満たす要素だけを直接返す。np.where()
のようにインデックスを取得しなくても、フィルタリングが可能。- pandas の
query("A > 2 & B >= 6")
の処理と似ているが、直接要素を返す点でブールインデックスに近い。
✅ どの方法を使うべき?
方法 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
ブールインデックス (A[mask] ) | 直感的でシンプル | 最も一般的で可読性が高い |
np.where() | 条件を満たす インデックスを取得 し、そのインデックスを使ってデータを抽出 | インデックスが欲しい場合に便利 |
np.extract() | 条件を満たす要素を直接取得 できる | 直接データを取得したい場合におすすめ |
📒まとめ
- pandas の
query()
は SQL風の簡潔な書き方 でデータをフィルタリングできる。 - NumPy には
query()
がないが、ブールインデックス、np.where()
、np.extract()
を使うことで同様の処理が可能。 - ブールインデックスが最も直感的 で使いやすいが、インデックスが欲しい場合は
np.where()
、直接データが欲しい場合はnp.extract()
を使うのが良い。
4.📌 query()
vs NumPyの方法 比較!どっちを使うべき?
pandas の query()
は SQL 風のシンプルな書き方でデータをフィルタリングできる便利なメソッドですが、NumPy では query()
が使えません。
では、pandas の query()
と NumPy のブールインデックスや np.where()
を使う方法では、どちらが優れているのでしょうか?
結論: どちらも用途に応じて適した場面がある!
以下の比較表で、それぞれの特徴を整理してみましょう。
🔹 query()
vs NumPyの方法 比較表
条件 | pandas の query() | NumPy の方法 |
---|---|---|
可読性 | ✅ 高い(SQL 風で直感的に書ける) | やや低い(ブールインデックスを理解する必要あり) |
柔軟性 | ✅ 高い(DataFrame に最適化、文字列や in 句が使える) | 配列ベースの計算向き(DataFrame には不向き) |
処理速度 | query() は eval() を利用して最適化されているが、若干のオーバーヘッドがある | ✅ NumPy は一般的に高速(C言語で最適化されている) |
適用対象 | ✅ pandas の DataFrame / Series | ✅ NumPy の配列 |
🔹 それぞれの使い分けポイント
✅ pandas の query()
を使うべき場面
- DataFrame を扱うとき
query()
は DataFrame に最適化されているため、フィルタリングがシンプルで直感的。
- SQL 風に書きたいとき
query()
はSELECT * FROM df WHERE ...
のように SQL に近い書き方ができるので、SQL に慣れている人には読みやすい。
- 文字列の条件を含めたいとき
query("C == '〇'")
のように、==
やin
句を簡潔に書ける。
- 可読性を優先したいとき
df[df["A"] > 2]
よりdf.query("A > 2")
の方がスッキリして読みやすい。
✅ NumPy の方法を使うべき場面
- 高速処理を求めるとき
- NumPy のブールインデックスや
np.where()
はquery()
より一般的に高速。
- NumPy のブールインデックスや
- 配列(
np.array
)を扱うとき- NumPy のデータは pandas の
query()
では扱えないため、A[A > 2]
のようにブールインデックスを活用する。
- NumPy のデータは pandas の
- 大量データの演算を行うとき
- pandas の
query()
はeval()
を利用しているため、NumPy
の直接計算に比べると若干遅いことがある。
- pandas の
- メモリ効率を重視するとき
- pandas の
query()
はeval()
を使うため、一時的に追加のメモリを消費する可能性がある。 - NumPy の方法は、単純な配列計算なのでメモリ使用量が少なくて済む。
- pandas の
🔹 どっちを使えばいい?
ケース | おすすめの方法 |
---|---|
DataFrame を扱う場合 | df.query() |
配列 (np.array ) を扱う場合 | NumPy のブールインデックス |
SQL に慣れていて直感的に書きたい | df.query() |
最大限の速度を求める場合 | NumPy のブールインデックス |
in 句を使って複数値を条件に含めたい | df.query("C in ['〇', '△']") |
📒 まとめ
query()
は SQL 風で書けるため、DataFrame のフィルタリングに最適!- NumPy のブールインデックスや
np.where()
は、より高速で配列操作向き! - 可読性重視なら
query()
、処理速度やメモリ効率を重視するなら NumPy を活用! - 目的に応じて pandas と NumPy の使い分けが大事!
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