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🧠“思考”と“感情”の対話:自分の中にいる2人と仲良くなる方法

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目次

1.🌿【はじめに】あなたの中には“ふたり”いる

「頭ではわかってるんだけど、なんか気持ちがついてこないんだよね…」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

たとえば、

  • ちゃんとやらなきゃって思ってるのに、やる気が出ない。
  • もう終わったことだって理解してるのに、気持ちがずっとモヤモヤしてる。
  • やったほうがいいってわかってるのに、動けない。

こういう時、私たちの中では“思考”と“感情”という2人が、 まるで会話がかみ合っていないような状態になっています。

思考は言います。

「こうしたほうがいいよ。常識的にも、正解だし。」

感情はそっとつぶやきます。

「うん…でも、今はちょっと怖いかも…」

どちらもあなた自身。どちらも、あなたを守ろうとしている大切な存在です。 でも、このふたりがちゃんと対話できていないと、 内側で“葛藤”や“違和感”として現れてきます。

そしてそれが積もると、 自分が何を感じているのか、何を望んでいるのかが わからなくなってしまうこともあるんです。

💭問い: 「最近、“頭ではわかっているけど、気持ちが追いつかない”ことはありましたか?」

もし少しでも思い当たることがあるなら、 それはあなたの中の“ふたり”が、もっと仲良くなりたがっているサインかもしれません。

これから一緒に、そのふたりの声を聴き、 少しずつやさしくつないでいきましょう。

2. 🧠 “思考”の声:論理と計画のスペシャリスト

私たちの中にいる“思考さん”は、とても賢くて頼れる存在です。

未来のために計画を立てたり、過去の経験を振り返って反省したり、 何が最善かをロジカルに考えてくれるのが思考の役割。

私たちが仕事や勉強を進めたり、生活を整えたりできるのは、 この“思考さん”がいてくれるおかげでもあります。

でも、ときに—— その思考が強すぎて、感情の声を置き去りにしてしまうことも。

「そんなことしても意味ないでしょ?」 「今は感情より効率が大事だよ」 「ちゃんとやらなきゃ、評価されないよ」

一見正しそうなその声は、 私たちを守ろうとして出てきていることがほとんどです。

失敗を避けるため、恥をかかないように、 誰かに認められるように。

思考は常に“安全”な未来をつくろうと働いてくれているんです。

だからこそ、思考の声をただ責めるのではなく、 「ありがとう」といったん受けとめることが、とても大切。

💭問い: 「あなたの思考は、どんなふうにあなたを守ろうとしてくれていると思いますか?」

この問いに答えてみるだけでも、 自分の思考との関係性が、少しやさしくなるかもしれません。

3. 💓 “感情”の声:今を生きるセンサー

“思考さん”が未来や論理を担当するなら、 “感情さん”は「今、この瞬間」を感じ取るスペシャリストです。

たとえば、ふとしたときに胸がキュンとしたり、 言葉にはできないけれど涙が出たり、 なぜかザワザワしたり、あたたかくなったり——

それはすべて、“感情さん”があなたに何かを伝えようとしているサイン。

感情はとても素直で、嘘がつけません。 理屈では「大丈夫」って思っていても、 感情さんは「いや、ほんとはちょっと怖いよ」と教えてくれたりします。

でもこの“感情さん”、無視され続けると、 だんだんすねたり、あるいは突然爆発したりします。

怒り、悲しみ、不安、孤独—— それらは「気づいて」「ちゃんと見て」と訴えている小さな声なんです。

だから、感情が湧いてきたときは、まず立ち止まって、 その声に耳を傾けてあげましょう。

「そっか、今ちょっと怖かったんだね」 「悲しくなるのも無理ないよ」

そのひとことが、 感情さんとの関係をぐっとやさしいものにしてくれます。

💭問い: 「最近、あなたの感情はどんなサインを出していたか覚えていますか?」

その感情は、あなたにどんなメッセージを伝えたがっていたのでしょうか?

4. 🪞 2人のズレに気づく:もつれた対話をほぐす

“思考”と“感情”がそれぞれ一生懸命に声を出しているとき、 ふたりのあいだにズレが生まれることがあります。

たとえば、

  • 「転職したほうがいい」と頭ではわかっていても、不安で動けない。
  • 「謝ったほうがいい」と思っているのに、悔しくて素直になれない。
  • 「もう忘れよう」と決めたのに、心が置いてけぼりになっている。

この“ズレ”は、どちらかが悪いわけではありません。 ただ、お互いの声をちゃんと聴けていない状態なんです。

思考は論理で進もうとする。 感情は本音で止まろうとする。

このときに必要なのは、どちらかをねじ伏せることではなく、 「ふたりの声を同時に見つめてみること」。

たとえばこんなふうに:

思考:「こうすべき」「これが正解」 感情:「でも本当はこう感じてる」「怖いよ」「悲しいよ」

その両方を紙に書き出すだけでも、 「ああ、自分の中で会話がかみ合ってなかったんだな」と気づくことができます。

ズレに気づいたその瞬間から、 “思考さん”と“感情さん”は、ようやく対話をはじめる準備ができるのです。

💭問い: 「思考と感情がすれ違った経験を、あなた自身の言葉で表現すると…?」

あなたの中のふたりは、どんな言葉で話していましたか?

5. 🔄 対話ワーク:ノートで2人に話させてみよう

ここまで読んでくださったあなたなら、 もう“思考さん”と“感情さん”がそれぞれどんな役割を持っているか、 少しずつ見えてきたのではないでしょうか。

でも、知識として知るだけではなく、 実際に「声を聞いてみる」「書いてみる」ことで、 ふたりの関係はグッと近づいていきます。

そこでおすすめなのが、 **ノートやNotionを使った“内なる対話ワーク”**です。

✍️やり方はとてもシンプル

  1. ノートを開いて、左に「思考さんの声」
  2. 右に「感情さんの声」を書く
  3. 書き方は自由、質問形式でも、つぶやきでもOK
  4. 最後に「今の気づき」や「まとめ」を添えてみましょう

📓 たとえば、こんな感じ:

思考さん: ちゃんと期限守らないと、また怒られるよ。

感情さん: うん、それはわかってるけど… 最近すごく疲れてるの。

思考さん: じゃあ、今日は最低限だけ終わらせようか。

感情さん: ありがとう。それなら少し気が楽になるかも。


このように、ふたりが“ちゃんと聴き合う”ことで、 思考が暴走したり、感情が抑えつけられたりすることが少なくなります。

最初はうまく言葉にならなくても大丈夫。 「話してみよう」という姿勢だけで、 ふたりの関係は少しずつ、やさしく、あたたかくなっていきます。


💭問い: 「“思考さん”と“感情さん”に今、何を語らせてみたいですか?」

今のあなたの中にあるテーマで、 さっそくページを開いてふたりの声を聞いてみましょう。

それは、自分自身とつながる一歩でもあるのです。

6. 🤝 和解とチームプレイ:統合された“わたし”へ

“思考さん”と“感情さん”の声を聞き、ノートで対話を重ねていくと、 あるときふっと気づく瞬間がやってきます。

——あれ、どちらも「わたしを守ろう」としてくれてたんだな。

それぞれの声に耳を傾けてみると、 実は“対立”しているようで、 その奥には同じ願いがあったことに気づくんです。

思考さんは「ちゃんとやろう」「間違えないようにしよう」って頑張ってくれる。 感情さんは「本音を伝えたい」「無理したくない」ってサインを送ってくれる。

そのどちらも、あなたが幸せに生きるためのナビゲーターなんです。

この2人が協力し始めたとき、 あなたの選択や行動はとても自然で力強いものに変わっていきます。

迷ったときは、思考さんが地図を広げ、 感情さんが今いる場所を教えてくれる。

進む方向がわかり、心もついてくる—— それが「統合された“わたし”」の感覚です。

自分の中で対話が生まれ、 思考と感情が手を取り合って進んでいく。

そのプロセス自体が、 あなたの人生をあたたかく、しなやかにしてくれるのです。


💭問い: 「もし2人が手を取り合えたとしたら、あなたはどんな自分でいられると思いますか?」

その姿こそが、これからあなたが“選んでいける未来”なのです。

✨ 今日の気づき

“思考”と“感情”、そのどちらもが私たち自身であり、 それぞれの視点から、大切なことを伝えようとしてくれています。

今までうまくかみ合っていなかったふたりの声に、 少し耳を傾けてみるだけで、 日々の選択や行動がずっとやさしく、安心したものになっていく。

感情を無視しない。 思考を責めない。

どちらの声にも「ありがとう」と言えるようになったとき、 私たちはきっと、もっと自分を信じて進めるようになります。

それは、自分の中で起きていた“対立”を“対話”に変える力。 そしてその対話は、 今日から、あなたの手の中で始めることができます。

📘【付録】Notionで習慣化する「思考と感情の対話ノート」

🎯目的:

“思考”と“感情”の2人に日々語りかけることで、 自分の内側のズレに気づき、整え、調和した選択ができるようになる。


📓 Notionテンプレート例

日付思考さんの声感情さんの声今日の気づき
2025/04/07「今日はやることが多いから、効率重視で動こう」「正直ちょっと疲れてる…ゆっくり始めたい」スタートを5分だけゆるめたら、思考も整った

記録のコツ:

  • 思考さんは論理や目標、未来志向で語りがち
  • 感情さんは気分や身体感覚、安心・違和感などのサインを発している
  • どちらか一方を否定せず、両方の“言い分”を尊重する

この記録を続けることで、 「無意識に反応していたパターン」に気づき、 その都度“意図的に選び直す力”が育っていきます。


🗓️ 習慣化のための工夫

  • ✅ 毎朝 or 就寝前に5分だけ開くと決める
  • ✅ どちらの声から書いてもOK(思考→感情 or 感情→思考)
  • ✅ 書けない日は「今日は黙ってるみたい」でも大丈夫
  • ✅ 見返すときは「対話の変化」に注目してみる

🧠 最後にひとこと

「内側のズレ」に気づけることは、何よりも優しいセルフケア。 あなたがあなた自身と仲良くなれるように。 Notionノートがその小さな一歩になりますように。

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