1.🌱 あなたは今、どこに意識を向けていますか?
スマホを手に取って何かを読んでいたはずなのに、
ふと気づくと、頭の中では全然関係のないことを考えていた──
そんな経験、ありませんか?
「やらなきゃ」と思っているのに集中できなかったり、
人の何気ない一言がずっと引っかかっていたり。
心がざわざわして落ち着かない。
でも、それがなぜ起こるのか、うまく説明できない。
もしかしたら、それは“意識のスクリーン”が切り替わっているサインかもしれません。
私たちの意識は、外の世界と内なる世界を行ったり来たりしながら、
絶えず“どこか”を見つめています。
でもその“どこ”に向いているかは、
意識していないとすぐに見失ってしまうもの。
その結果、
「今ここ」にいたはずの自分が、気づかないうちに外側に振り回されるようになるのです。
この小さな違和感に気づくこと。
そして、自分の中心にそっと意識を戻すこと。
それが、今回のテーマ──
**「自分の中心に戻る技術」**のはじまりです。
2.🧠 スクリーンとは何か?|内部と外部の「意識の投影先」
私たちは、日々たくさんのことを感じたり考えたりしながら過ごしています。
でも実は、そのとき意識が向いている“場所”には、2つの種類があるのです。
それが──
内部スクリーンと外部スクリーンという、ふたつの「意識の投影先」。
🔍 内部スクリーンとは?
まず、内部スクリーンとは、
私たちの内側の世界に映し出されるもの。
- 思考やイメージ
- 感情のゆらぎ
- 記憶や想像、直感
- 自分自身との対話
たとえば、何かを思い出してモヤモヤしたり、
頭の中で未来の計画を立てていたり、
静かに自分の心の動きを見つめていたり──
そういうとき、意識は“内側”のスクリーンに向かっています。
🌍 外部スクリーンとは?
一方、外部スクリーンは、
私たちの目の前に広がる現実を指します。
- 他人の言葉や表情
- ニュースやSNSの情報
- 街の風景や仕事の作業画面
- 周囲の評価やルール
誰かの視線が気になったり、SNSの情報に焦ったり、
忙しさに飲まれて無意識に行動しているとき、
私たちの意識は“外側”のスクリーンに投影されています。
🌀 その間を行ったり来たりする、私たちの意識
実は、私たちの意識はこの内部と外部のスクリーンを常に行き来しています。
だけど──
その切り替わりに自分で気づいている人は意外と少ないんです。
気づかずに外部にばかり意識を向けていると、
知らないうちに疲れたり、感情が揺れやすくなったり、
自分自身を見失ってしまうことも。
だからこそ、
「今、自分はどちらのスクリーンを見ているのか?」
この小さな問いが、意識の主導権を取り戻す鍵になっていきます。
3.🌀 ブレる時、意識は“外”に巻き込まれている
何気なくSNSを眺めていたはずなのに、
誰かの投稿に反応して、ふと心がザワつく。
職場での何気ない一言に、なぜかずっと引っかかってしまう。
人の顔色を気にして、言いたいことが言えなくなる──
こんなふうに、感情が揺れたり、
ふとした瞬間に自分が自分でなくなるような感覚に陥ることってありますよね。
それは、あなたが「弱い」からでも、「感情的」だからでもありません。
むしろとても自然なことなんです。
それはつまり──
あなたの意識が“外部スクリーン”に巻き込まれているということ。
他人の意見や期待、社会のノイズにさらされながら、
自分の意識が、外の世界に“ひっぱられっぱなし”になっている状態です。
💬 その瞬間、何が起きているのか?
- 心の中心から外れて、「どう見られるか?」に意識が向く
- 他人の言葉を“事実”として受け取り、そこに反応する
- 頭ではわかっているのに、感情が先に動いてしまう
これらはすべて、
自分の“中心点”を離れて、外側にフォーカスしている状態ともいえます。
意識が“外”にいる限り、
わたしたちはどこまでも**「他人の反応に左右される存在」**になってしまう。
でも、大丈夫。
そのことに気づけたときこそが、
**「中心に戻るタイミング」**です。
4.🔁 「戻る」感覚とは?|中心点の“感覚”を思い出す
意識が外側に引っ張られ、感情が揺れているとき。
気づかないうちに“自分の中心”から離れているとき。
わたしたちは、
ほんの少し意識を“内側”に向けるだけで、
再び自分の真ん中に“戻る”ことができます。
それはとても静かで、
劇的なドラマも、難しいテクニックもいりません。
たとえば──
- 深く息を吸って、静かに吐く
- 身体のどこかに意識を向けてみる(手のひら、足裏、心臓の鼓動…)
- 胸の内側にある“静かな場所”を感じる
- 「私は今、何を感じている?」と、自分にそっと問いかける
それらはすべて、
内部スクリーンに意識を戻す行為です。
つまり、
“気づきの中心点”に戻るということ。
🌿 気づいた瞬間から整ってくる
外側に巻き込まれていたことに気づけたとき、
私たちは自然と、内側へと戻ってきます。
そしてそのとき、
感情に飲まれていた状態から少し離れ、
まるで観測者のように自分自身を見つめ直す余白が生まれてきます。
- 「あぁ、いま私は不安だったんだな」
- 「少し人の目を気にしすぎていたかも」
- 「無意識に反応していたんだな」
こうやって、自分の中に“気づきの空間”ができはじめると、
感情や状況に振り回されることが減り、
少しずつ、でも確かに、内側から整ってくるのです。
“戻る”というのは、
どこか特別な場所に行くことではありません。
むしろ、
いつでもそこにあった“わたしの中心”を思い出すだけ。
次のセクションでは、
その「戻る力」を日常の中で育てていくためのコツを紹介していきます🧭✨
5.🧭 意識の主導権を取り戻すためのコツ
自分の意識が、今どこに向いているか──
それに気づけるようになると、
私たちは**「内側に戻る力」**を少しずつ取り戻していけます。
そのためにできることは、実はとてもシンプル。
ちょっとした“問い”と、“間”をつくるだけで、意識の主導権が自分の手に戻ってくるんです。
💬 「今、私はどのスクリーンにいる?」
これは、日常で最も効果的な問いのひとつです。
- SNSを見ていて急にザワザワしたとき
- 人の言葉に反応して心がモヤモヤしたとき
- なんとなく落ち着かず、気が散っているとき
そんな瞬間に、ふと立ち止まってこの問いをつぶやいてみる。
「今、私はどのスクリーンにいる?」
外部に向いていた意識が、
その問いによって一瞬、内側に戻ってくる感覚があるはずです。
⏸ 一瞬“間”をつくることの力
人はノイズや刺激に対して、つい即反応してしまいがちです。
だけど、その反応の前に“ほんの一呼吸分”の間をつくることができたなら──
- 感情を客観視できる
- 自分で選べる
- 選んだあとの自分に、後悔しにくくなる
この“間”こそが、意識の切り替えポイント。
“気づいた瞬間”を逃さず、
自分に戻るための通路をひらくのです。
📓 Notionで「スクリーン気づきログ」をつけてみよう
日々の気づきを記録すると、
自分の無意識のパターンや、意識の偏りのクセが見えてきます。
例)記録テンプレート
- 🕒 時間:昼休み
- 📍 状況:SNSでフォロワーの投稿を見た
- ⚡ 感情:ちょっと焦り/自信がゆらぐ
- 🌀 スクリーン:外部に巻き込まれていたと気づいた
- 🌿 選択:スマホを閉じて、深呼吸/「私はわたし」を思い出す
こんなふうに短くでいいので書き留めておくと、
“自分の中心点に戻るための道”が毎日の中に少しずつ定着していきます。
気づきは「一度きりの気づき」で終わらせず、
“繰り返し”と“記録”で、自分の力にしていくことが大切。
次の章では、その記録方法をもっと身近にする、
現実創造ノートでの実践アイデアをご紹介していきます📝✨
6.📝 実践ノート:スクリーン気づきログの書き方(簡単版)
意識がどのスクリーンに向いていたのか──
それに気づいた“あと”に少しだけ立ち止まって、
ノートやアプリに軽く書き留めてみる。
それだけで、あなたの内側には
気づき→記録→定着という「内なるトーラス」が生まれ始めます🌀
✨ ポイントは「簡単・短く・気軽に」
毎回しっかり日記を書く必要はありません。
1分でもOK。1行でもOK。
あなたの“中心点”を確認するためのログだと思ってください。
📓 ログのテンプレート(例)
- 📍 状況:
SNSで流し読みしてたら、誰かの投稿にモヤッとした - ⚡ 反応:
急に焦りが出てきて、自分と比較して落ち込んだ - 🌀 スクリーン:
外部スクリーンにのまれていたと気づいた - 🌿 中心に戻る行動:
スマホを閉じて深呼吸。「私は私の道を歩んでいる」と意識を戻した
✨ 他にも、こんなふうに書けます
- 📍 仕事中に同僚の顔色が気になった
- ⚡「また怒られるかも」と無意識に萎縮
- 🌀 外部スクリーン優勢。自分の感覚が薄れていた
- 🌿 一旦デスクから離れてコーヒー。自分のペースを取り戻す
これをNotionの“現実創造ノート”やスマホメモ帳などにぽんぽん記録していくと、
少しずつ、あなた自身の**「反応のクセ」や「戻るきっかけ」**が明確になってきます。
そして、気づいたら──
前よりも早く、そしてやさしく、自分の中心に戻れるようになっていることに気づくでしょう。
7.💬 おわりに:あなたの中心は、いつでもそこにある
日々のなかで、私たちの意識は目まぐるしく動きます。
仕事、情報、対人関係、SNS──
気づかないうちに、外側の世界に飲み込まれていることもあるでしょう。
でも、大丈夫です。
あなたには、戻る場所があるのです。
それは、「いまここ」にそっと佇んでいる、あなた自身の中心点。
外のノイズが気になるとき、
感情に飲まれそうになったとき、
ふと問いかけてみてください。
「いま、私はどのスクリーンにいる?」
その問いは、
あなたを責めるものではなく、
やさしく内側に“帰してくれる言葉”です。
気づきとは、選択肢の存在に気づくこと。
選択できるということは、
現実を少しずつでも創り変えていける力があるということ。
あなたの“意識の中心点”は、
ただそこに在るだけで、
すでにあなたの人生の羅針盤となってくれています。
どうか忘れないでください。
あなたの中心は、いつでもそこにある。
気づいたとき、いつでもそこへ、
そっと戻ってくることができるのです🌿