テンプルコード・クロニクル– category –
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 11|ロッシュを探して
ロッシュを探して 料理区画を出ると、澪は少しだけ足を止めた。 さっきから、頭の片隅に残っていることがある。 「ロッシュを探したい」 結菜が澪を見る。 「やっぱり、... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 10|セフィリア
セフィリア 二人は、ほとんど同時にスープをすくった。 スープの表面には、細かな油の輪が浮かんでいる。 金色の輪の間を、柔らかく煮込まれた白いんげん豆と、角を丸く... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 09|一枚しかないもの
一枚しかないもの 厨房側の扉が開いた。 白いエプロンを着けた若い女性が、二つのトレイを慎重に運んでくる。 年齢は二十歳前後だろうか。髪を布でまとめ、胸元には水脈... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 08|水脈茶屋の昼食
水脈茶屋の昼食 水脈茶屋へ近づくにつれて、二人の足は自然に速くなっていた。 さっきまで腕に残っていたじょうろの重さも、脚の疲れも、もうほとんど気にならない。 先... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 07|働いたあとの風
働いたあとの風 道具を返し終えるころには、日差しはすっかり昼のものになっていた。 香草区画から低木庭南側へ移り、給水の偏りを確かめ、乾いている場所へ必要な分だ... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 06|水を配る手
水を配る手 受付区画を離れるころには、日差しがひとつ強くなっていた。 高木の枝を通り抜けた光が、通路のあちこちへ白い斑点を落としている。 シャトルを降りたときに... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 05|受付のない受付
受付のない受付 「受付までご案内します」 ロッシュのあとを追い、澪と結菜は水脈庭の中央通路を歩き始めた。 受付区画は、正門からそれほど離れていない。 けれど、そ... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 04|日曜日のシャトル
日曜日のシャトル 目覚ましが鳴る少し前に、澪は目を覚ました。 カーテンの隙間から、細い朝の光が差し込んでいる。 昨日まで葉の上に残っていた雨粒は、もうほとんど消... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 03|夕方の準備
第三話 夕方の準備 夕方になるころには、雨を残していた雲もほとんど消えていた。 窓の外では、濡れた葉が傾き始めた光を返している。昼間より少し赤みを帯びた光が、... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 02|水の音で目を覚ました
第二話 水の音で目を覚ました 昼を少し過ぎたころ、青木家の中は静かだった。 奏人は書斎に入っている。 扉の向こうから、ときどきキーボードを打つ乾いた音が聞こえた...
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