テンプルコード・クロニクル– category –
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テンプルコード・クロニクル
TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 15|地中海から届く光
地中海から届く光 集まり始めた淡い光の中に、最初に現れたのは白い石壁だった。 強い陽光を受け、輪郭がわずかに滲んでいる。 次に、簡素な作業机。 広げられた地図と... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 14|笑顔の出迎え
笑顔の出迎え 澪が玄関の認証面へ手を伸ばすより先に、扉が内側から開いた。 「おかえり」 奏人が立っていた。 しかも、笑っていた。 何かを警戒している様子も、問い詰... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 13|帰りのシャトル
帰りのシャトル グリーンオアシスを出るころには、二人ともほとんど口をきかなくなっていた。 水やりで使った腕は重く、料理区画を歩き回った脚には、遅れて疲れが集ま... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 12|十年前の声
十年前の声 読書天幕は、林の奥に張り出すように設けられていた。 薄い布地の屋根を透かして、午後の光がやわらかく落ちている。 澪と結菜は、並んで腰を下ろしていた。... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 11|ロッシュを探して
ロッシュを探して 料理区画を出ると、澪は少しだけ足を止めた。 さっきから、頭の片隅に残っていることがある。 「ロッシュを探したい」 結菜が澪を見る。 「やっぱり、... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 10|セフィリア
セフィリア 二人は、ほとんど同時にスープをすくった。 スープの表面には、細かな油の輪が浮かんでいる。 金色の輪の間を、柔らかく煮込まれた白いんげん豆と、角を丸く... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 09|一枚しかないもの
一枚しかないもの 厨房側の扉が開いた。 白いエプロンを着けた若い女性が、二つのトレイを慎重に運んでくる。 年齢は二十歳前後だろうか。髪を布でまとめ、胸元には水脈... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 08|水脈茶屋の昼食
水脈茶屋の昼食 水脈茶屋へ近づくにつれて、二人の足は自然に速くなっていた。 さっきまで腕に残っていたじょうろの重さも、脚の疲れも、もうほとんど気にならない。 先... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 07|働いたあとの風
働いたあとの風 道具を返し終えるころには、日差しはすっかり昼のものになっていた。 香草区画から低木庭南側へ移り、給水の偏りを確かめ、乾いている場所へ必要な分だ... -
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TEMPLE CODE CHRONICLE 覚醒編 06|水を配る手
水を配る手 受付区画を離れるころには、日差しがひとつ強くなっていた。 高木の枝を通り抜けた光が、通路のあちこちへ白い斑点を落としている。 シャトルを降りたときに...
